2020ドラフト1位の現状と2021ドラフト展望②
いよいよ目前に迫った2021年のドラフト会議。
今回は昨年のドラフト1位の現在位置と今回のドラフトについて掘り下げていきたい。
投手陣で一番の活躍を見せたのはDeNAの別府英二投手。
先発中継ぎ合わせて32試合に登板。4勝を挙げて防御率も3.18の成績を残した。
シーズン前に目標にしていた新人王の獲得はならなかったが、プロでもやっていける自信を得ることが出来たか。
「今シーズンは満足できるとまでは言えないが、しっかりとした成績を残せたと思う。来シーズンは1年間を通して先発ローテを守って2ケタ勝利を挙げたい。」
とインタビューに答えた。
他の投手では、広島の唐戸(高卒)が20試合登板(先発9試合)して2勝を挙げ、ソフトバンクの菊川(大卒)が16試合に登板(先発11試合)、4勝を挙げている。
打者では、日本ハムの坂間正貴(大卒)がチーム7位となる106試合に出場し1番DHに定着した。遊撃手としてレギュラーを取るには2割を切ってしまった打率を上げることが必要か。
「1年間1軍ぷれーをできたことは自分の糧となった。スピードでは勝負できたと思うので、このオフの練習で打撃の正確性と守備力に磨きをかけたい」
とインタビューで語っている。
西武の新妻選手(社会人出身)は代打・代走を中心に72試合に出場した。
社会人出身で来シーズン開幕時には27歳になっているだけに守備力の低さとパワー不足に改善が見られなければレギュラーを獲得するのは厳しいか。
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今シーズンは即戦力の外野手を求めているチームが多いようだ。
大分出身で六大学野球で活躍した岸本選手は、高校時代から九州の怪物とも呼ばれていたが、4年前のドラフトではプロ志望届を出さずに進学を選択した。
今回は最大7球団の指名も予想されるが、選手本人はインタビューで
「どこでプレーをするにしてもプロ野球の世界でプレーをすることにワクワクしている。高校の時は正直自身がなくて志望届を出さなかったが、今回は指名されたら一生懸命プレーしたい。」
と語っていた。